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サンクスレルヒの森「より働きやすい職場へ」目指すはサービス向上

2023.03.04

 

より働きやすい職場へ サンクスレルヒの森〈中

負担軽減と業務効率化 目指すはサービス向上

社会福祉法人みんなでいきるが運営する、上越市大貫2の特別養護老人ホーム「サンクスレルヒの森」。八つあるユニットごとに専属のスタッフを配置し、8人の主任を中心に職員の働き方、入居者へのサービス提供を工夫している。

 

 同施設の職員は性別や年齢だけでなく、子育て中や定年退職後の再雇用など、立場もさまざま。それぞれの「働きたい時間」に応えるため、早番・遅番の時間を30分刻みで定めている。

 

 主任の中村泰介さん(33)はユニットの勤務調整、環境整備などを担当している。近年は食事介助や入浴など、集中的に人手が必要な時間帯に、より多く人員を配置。柔軟かつ合理的な時間管理を行うことで、一人一人の負担軽減につながっているという。

 

 「特定の人に負担が集中しないよう心掛けているが、互いの理解があるからこそ成り立っている」と話す。

 

 個々の負担軽減と業務効率化の目指す先は、入居者へのサービス向上。「負担が減ると心に余裕が生まれ、今までできなかったことから、もう一歩進んで『やってみよう』という気持ちになる。入居者さんへ、自宅に居るような温かな雰囲気を届けたい」と意気込んでいる。

 

2023年3月4日 上越タイムス3面掲載