新聞
小学校福祉授業「障害」正しく学ぶ
2023.02.05
「障害」正しく学ぶ
片桐さん(みんなでいきる)が講演 上杉小
上越市立上杉小(岩野泰俊校長)は3日、「社会福祉法人みんなでいきる」の片桐公彦さんを講師に招き、6年生の福祉授業を行った。
同校の6年生12人は本年度、総合学習の一環として防災や福祉について学んでいる。テーマは「共に生きる」。2学期からは座学や体験学習を通じ、障害者、高齢者、「LGBT」など、多様性への理解を深めてきた。
同法人は高齢・障害・児童福祉に関わる事業所を運営している。
片桐さんは「障害」に視点を定めて講義。障害があることは本人を含めて「誰のせいでもない」と強調し、児童たちへ「大切なのは障害を『頑張って』乗り越えるのではなく、みんなで(その人ができないことを)手伝うこと」と伝えた。
大宮珠々菜さんは「障害について知ることができて良かった」、前山葵さんは「(障害を理由に)困っている人が周りにいたら助けたい」と話していた。
2023年2月5日 上越タイムス掲載