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サンクス米山「互いを尊重し問題解決」シニア世代
2023.01.26
多様な働き方に挑戦!サンクス米山〈中〉
互いを尊重し課題解決 シニア世代
社会福祉法人みんなでいきるが運営する介護老人保健施設・通所リハビリテーションのサンクス米山(柿崎区上下浜)は、職員間の綿密なコミュニケーションを下地にした信頼関係づくりに力を入れている。
ユニットごとに配置された職員が、協力して働き方やサービス提供の在り方に創意工夫を凝らす。日々の業務を通じて「生きがい」と「やりがい」を感じられるよう、常に心を配っている。
介護福祉士の佐藤みどりさんは、平成15年の施設開設当初から勤務する一人。「課題があっても話し合い、心を通い合わせながら解決してきた」と、これまでの歩みを振り返る。
現在はユニットリーダーを務め、利用者の状況により必要となる支援を連携して柔軟に対応。「家庭への復帰が基本の施設なので、利用者が元気に帰っていく姿を見ると、やってきて良かったと思える」と笑顔を見せる。
シニア世代を中心に、幅広い年齢層の職員が互いを尊重し合い、業務に当たっている。
細井絹代さんも開設当初を知るベテラン職員。定年退職後も延長雇用で働いている。「それぞれの家庭の事情に合わせ、職員間で出勤時間を調整するなど、働き方を工夫してきた」と言い、「私たちの世代も、若い人からエネルギーをもらっている」と若手の活躍を喜んでいる。
2023年1月26日 上越タイムス3面掲載