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サンクスレルヒの森「心の余裕がお互いさまに」

2023.01.20

柔軟な働き方に挑戦!サンクスレルヒの森〈5〉シニア世代(2)
心の余裕が「お互いさま」に

 社会福祉法人みんなでいきるが運営する、特別養護老人ホーム「サンクスレルヒの森」(上越市大貫2)は、職員間のコミュニケーションを重視。「お互いさま」の人間関係を築き、「人」を大切にする職場を目指している。

 定年退職後、週3日、1日5時間の勤務を継続する女性。「空いた時間に合わせて働けるこの形態を選んだ。孫との時間が持てている」と話す。

 緊急時のシフト変更へも対応できるよう、職員が互いに気を配っている。「孫の急病時には他の人が都合をつけてくれて助かった」。ゆとりある勤務が職員それぞれの心の余裕につながり、入居者との温かなコミュニケーションも、より深まっているという。

 各ユニットでは30代の職員がリーダーを務めている。「パソコン操作など、分からないことは何度聞いても教えてもらえる。若者と話すことが気付きになる。介護に『これで良い』はない。知識や技術を高めつつ、日々、楽しく過ごしている」と喜んでいる。

2022年11月17日 上越タイムス3面掲載