障害部内部研修「応用行動分析学」
2019.09.18
こんにちは!
障害福祉事業部りとるらいふの笹川です。
障害部では5年程前から、上越教育大学の加藤哲文教授より内部研修を行って頂いています。
今回の内容は「応用行動分析学を用いた自閉症スペクトラムや発達障害児への理解や対応」です。
応用行動分析学(ABA)とは「人間の行動の原理原則」から読み解く学問です。よって、障害の有無に関わらず人間(動物)であれば行動を読み解く事ができます。最近では、組織マネジメントなどでも取り上げられていたりもします。
<応用行動分析学(ABA)の基本的な考え方>
【直前の事象】→【行動】→【直後の事象】
◆生起している行動は、その直前の事象により「誘発」され、
そしてその直後の事象により「強化」されている。
◆行動それ自体をなんとか変えようとするのではなく「前・後の事象を変更」する。
前・後の事象が変わると行動は自ずと変化する。
上記を基に「問題となる行動」の解決や「QOLの高い生活」を目指す事を目的として、記録を取り手立てを考えて実践し、再び記録を取り効果を検証する・・・というものになります。(ここでいう問題となる行動とはご利用者様にとって問題となる行動という意味で、困った行動ではありません)
皆、真剣に講義を受けていますね!!
応用行動分析学という学問なので、身に付ける事は容易ではありません・・・しかし、ご利用者様QOLの高い生活に寄与する為、感情や憶測ではなく根拠を持った支援を行う為に必要なものだと考えています。今後も職員全員で取り組んでいきます!!